【会社を辞めさせてくれない】新たなブラック企業?
2012年 05月 04日
果たして本当にそうであろうか?
少なくとも日々、経営者からの労働相談を受ける当事務所の顧問先には、放送にあったようなケースはないし、身近にそのような話を聞いたことも記憶になく、あったしてもごくごくわずかなレアケースであると思う。
放送では、社員が「辞めたい」と意思表示をしても退職届を受理しなかったり、退職することに対して損害賠償請求をちらつかせて脅すケースもあるという。
確かに会社にとって必要な人間であればあるほど、退職しないよう思いとどまらせようと説得するケースは通常あるだろう。
さらには、辞めたいと言っているにもかかわらず懲戒解雇にしたりするケースが頻発しているとも放送されていたが事実のほどは疑わしい。
放送でも言われていたが、会社に対してどんな誓約書を書いていようとも就業規則にどのように定めてあろうとも法律の前では大した意味は持たず、実際に「会社を辞めさせてくれない」新たなブラック企業というものがあるのであれば、民法627条、すなわち「2週間前の通知で辞められる。」ということは知っておいて頂きたいと思う。
いずれにしろ、放送にあるように恐怖感を抱いてまで出社する必要はなく、追い詰められることなく【とにかく退職の意思表示をしっかりして出社しなければいい。】そうアドバイスをしたいと思う。
今回の放送は一方的に労働者側が弱者であるとの論調に終始していた感があるが、責任や義務を果たさず、その上、トラブルをわざと誘発させるひどい労働者に対して孤独な戦いを強いられている中小零細企業の経営者がいることも忘れてはならない。
# by kt-sr | 2012-05-04 07:47 | Trackback | Comments(0)


