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個人ユニオンへの考察


個人で一人でも加入できる労働組合、いわゆる個人ユニオンを通じた労使紛争が勃発しているのは間違いない。

本日を含めて弊社にも問い合わせが今月だけで2件。

その内、本日のケースは過去に団体交渉に関与させて頂いた事業所からの紹介である。無事に団体交渉を通じて和解・合意に漕ぎつけたこともあっての紹介であり、早々に相談にこられるということでしっかりとした対応を差し上げたい。そう思っている。

個人ユニオンとの団体交渉は、一般的には相手は交渉のプロですから、しっかりとした対策をしてからでないと一筋縄には行かないケースが多くあります。

もう一件は、電話を頂いた時に当職が所用で事務所におらず、後日、折り返しの電話を差し上げた時はすでに弁護士に依頼しており、アドバイスだけをさせて頂きました。その際、相談者から依頼した弁護士名を伺ったところ、よく知っている弁護士ということでした。

【彼は個人ユニオンとの団体交渉に長けている人物であり、安心してお任せ下さい。】そう進言させて頂いたところ非常に安心された。結果的には、その後はどうやら、和解・合意をすることが出来ずに決裂し、労働審判、訴訟に進むということであったが、賢明な判断であろう、

彼は、経営者側の弁護士として労働審判や訴訟になった場合のリスクへの見通しを付け、交渉決裂という選択をしたのである。

全ての個人ユニオンではないが、事実と証拠を無視した恫喝を繰り返し、だんだんと相手側のペースに巻き込まれ、とんでもない条件で合意させられるケースもあるのである。

一般的に労働法や裁判例、判例に無知な場合や熱く興奮してしまう場合は、個人ユニオンの思う壷になるケースが多いにある。

以上を肝に銘じて個人ユニオンからの団体交渉をいきなり挑まれた場合は、経験のある社労士や弁護士にぜひ、相談し、アドバイスを求めて頂きたい。

何故なら、相手は交渉プロなのだから。。。

個人ユニオンの対応・相談は、ぜひ経験豊富な北九州中央社会保険労務士法人へ!!

by kt-sr | 2011-11-09 20:57

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