不当な組合活動

ちょっと前の記事ですが、我々労使関係の専門家の社労士にとって気になる記事があった。

特に労使トラブルの予防そしてそのトラブル解決を業の一つとしている弊社にとっては、興味深い判決である。

以下引用

不当な組合活動で苦痛、元社長の賠償請求認める
読売新聞 11月8日(火)22時50分配信
 北九州市若松区の金属加工会社(すでに清算)を解雇された従業員らの不当な組合活動で精神的苦痛を受けたとして、元社長らが元従業員17人と全国一般労働組合福岡地方本部(全国一般福岡)、連合福岡を相手に2700万円の損害賠償を求めた訴訟の判決が8日、福岡地裁小倉支部であった。

 金光健二裁判長は、元従業員17人と全国一般福岡に計200万円の支払いを命じた。連合福岡については、関与が認められないとして訴えを退けた。

 判決によると、会社は08年6月9日に解散し、7月4日付で元従業員を解雇。元従業員は6月3日に連合福岡の構成組織の全国一般福岡に入り、08年7月~09年10月、延べ47日にわたって、福岡県芦屋町の元社長宅や娘の通う小学校の周辺で、街宣車から「不当解雇された」「(元社長は)会社の資産を売って大もうけした」と訴えた。また、元社長宅や元役員の母親宅を49回にわたりビデオカメラなどで撮影した。
最終更新:11月8日(火)22時50分
 


引用終わり

判決文を精査して見ないと分からないが、前回も当ブログに投稿したように社会通念上の常識を逸した異常な組合活動により、追い詰められ不当な要求を飲まされるケースがあると聞く。

【元社長宅や娘の通う小学校の周辺で、街宣車】これは、正当な組合活動ではないと判断したわけである。

当然である。娘、小学校は関係ない。

過去には、社長宅の近所に誹謗中傷の張り紙をされた経験もあるし、弊社にも団体交渉の席で【街宣車を回す】と言われたこともありました。

この言葉には最初は本気でビビりましたし、これは立派な脅迫、刑法犯でしょう。

今回の判決は、そんな個人ユニオンの労働組合運動への問題に一石を投じるものとして非常に評価が出来ると思う。
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by kt-sr | 2011-11-13 23:35 | 仕事のこと

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