長時間労働で書類送検

熊本にある肥後銀行が社員に一日最長12時間残業させた疑いで書類送検されたとのニュース。

一日最長12時間である。つまり、20時間労働。

とは言っても長時間労働のみで書類送検とは。。。。初めて聞いたケースである。

長時間労働の結果、業務災害(心疾患、脳疾患、精神疾患、過労自殺等ならあり得ると思うが。。。

記事では1ヶ月では160時間超の残業。
これは厚生労働省の基準(労災保険での脳血管疾患による労災の認定基準を時間外労働80時間以上)により、これは過労死と言われても何も反論できないのである。

端的に言うと一ヶ月80時間で脳血管疾患等にかかって亡くなったら過労死認定される可能性がかなり濃厚である残業時間である。

80時間の残業で通常は過労死することはないだろうが、これだけ、過労死や過労自殺が世間で話題になる中で、なぜ銀行という企業が、このような過労死ラインを大幅に超える残業をさせているのかが不思議でしょうがない。

また、今回の件はサービス残業をさせていた事実を会社側が認めているという情けないありさま。

おそらく、書類送検にとどまらず、多額の未払いの残業代の支払いを余儀なくされることだろう。

【サービス残業】、【80時間以上の残業】 は事業経営を行う上で大きなリスクであるとことを事業主はしっかりと肝に銘じるべきである。

体罰も当たり前も生徒の自殺で世論も大きく変わりつつある。

安全配慮義務違反、不法行為を犯すことのないように時代が大きく変わっている認識を事業主は持つべきである。


熊本労働基準監督署は19日、行員に違法な時間外労働(残業)をさせたとして、肥後銀行(本店・熊本市)と、同銀行取締役執行役員(56)、部長(54)、副部長(52)の3人を労基法違反の疑いで熊本地検に書類送検した。

 同署の発表によると、3人は昨年7月1日から9月30日までの間、本社に勤務している行員1人に労使協定の取り決めを超えて残業させた疑い。協定は残業を1日5時間45分まで、1か月45時間までと定めているが、1日最長12時間43分、1か月に最長162時間の残業をさせていたという。

 同行では、行員が残業時間を申告し、残業手当が支給されることになっており、違法な残業をさせられていた行員は、協定の範囲内で申告していた。同様の残業をさせられていた行員は他にも複数いるという。取締役執行役員は調べに対し、「勤務時間は自己申告だったので実態を把握できていなかった」と話しているという。同行内部から通報があり、捜査していた。

 肥後銀行文化・広報室は「現段階では詳細な説明は差し控えたい」としている。

(2013年3月19日 読売新聞)

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by kt-sr | 2013-03-21 08:36 | 社労士

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